シークの口づけです。

広い砂漠でたった一人。
ダラは途方に暮れた。
乗っていた飛行機が墜落し、彼女だけが助かったのだ。
なんとかして集落までたどり着かなければ……。
――気がつくと、彼女はたくましい腕に抱かれていた。
短剣のように鋭い瞳の男性がこちらを見すえている。
エキゾチックな風貌、白いローブ、装飾を施した半月刀。
前に映画で観たシーンにそっくりだ。
たしか砂漠の貴公子が女性をさらい、豪奢なハーレムへと……。
ふと目を上げると、贅沢な造りのテントが見えてきた。
まさか!?やさしい男性と結ばれて幸せな家庭を築く。
それが、かつてのペギー・ジョーの夢だった。
だが現実は苛酷で、最近ではストーカーに悩まされる日々だ。
そんな彼女のもとに、腕利きのボディガードがやってきた。
甘い言葉、誘うような微笑み。
ジャック・パーカーはまさに女性を愛しては去る<vレイボーイの典型だ。
そして、わたしが大嫌いなタイプ……。
彼の熱いまなざしに、ペギー・ジョーの胸は千々に乱れた。
わたしの心を奪わないで。
むなしい夢など見させないで。
マックスが所有する海辺の小さなホテルに、フォーチュン家の令嬢、クリスティーナが乗り込んできた。
彼女は亡くなった祖母からホテルの共同所有権を譲り受けたと言い、勝手にホテルの改修計画を進め、従業員まで解雇しようとした。
彼女の美しさとスタイルのよさに魅力を感じつつも、身勝手なふるまいにマックスは顔を合わせるなり激しく対立した。
ある日、クリスティーナは梯子から落ちて頭を強打してしまう。
そして意識をとり戻したときには、記憶をすべてなくしていた。
ランディは望まない結婚から逃れようとしていた矢先、銃を持った男たちに命を狙われ、行方をくらました。
偽名を使い、あちこちを転々とする日々を送っている。
ある日ランディは、ブレイディ・ジョーンズという男性が、雇い人を捜していると聞いて面接に訪れた。
値踏みするような彼の視線におびえたものの、思いがけなく採用されて、ランディは安堵した。
これでしばらくの間、暮らしていける。
だが次の瞬間、彼の言葉にランディは凍りついた。
「きみは犯罪者なのか?」秀才・村上直樹は、東京大学を目指して猛勉強の日々を過ごしていた。
ある日、悪友の佐野に連れられ、テニスの試合を見に行くが、そこで試合にでていた、同学年の水野遥に一目惚れしてしまう。
遥に一目惚れしてから一週間。
村上は毎朝、遥を待ち伏せすることに。
ある日、遥に挨拶をされ、狼狽した村上が返した言葉は、「オレと、つきあってください」だった! 突然の告白に、遥は…? 偏差値81のラブコメディ!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012700