愛の時代(2)はどうなの?
由希の母は、変わらぬ愛を感じつつも、父との別れを決意する。
二人で生きて行こうとした矢先、母が心労の末倒れてしまい、由希は「あかずきん」を貸し出すことを決める。
なかなか借り手が決まらない「あかずきん」を借りることになったのは、沖穣史という若いデザイナーだった。
デザイナーの道を歩みたいと思っていた由希は、穣史から仕事のやり方を教わるが、母の容態が急変して…!?幼なじみの拓が起こした火事で「あかずきん」を失ってしまった由希は、父の本当の妻・涼子とその娘・万里がいる家へ移ることになった。
そして、父が経営するコスモで、穣史の助手としてデザインの勉強をはじめる。
家族との関係がうまくいかない中、由希は、涼子の弟・倫人に心を許す。
しかし、穣史に「恋と仕事は両立しない、恋はするな」と言われる。
倫人への想いを断ち切れない由希は、その想いをデザインにする――。
倫人を一生に一人の人と心に決めた由希。
一方、コスモでは、穂積の正式な娘である万里をブランドのトップに掲げる方針を決めた。
この方針に納得できない穣史は、コスモを去ることを決意する。
そして由希は、デザイナーとしてではなく、一人の女性として、倫人と生きることを考えていた。
しかし、やはり由希はデザイナーの夢を諦められないことを悟り、自らもコスモを出て行くことを決意する。
コスモの全面バックアップによって華やかにデビューする万里。
一方、由希は穣史とともにデザイナーとしての仕事を探すが、倫人の妨害もあり、仕事を見つけることができずにいた。
そこで、二人は洋装店「あかずきん」をオープンすることを決めた。
自分が本当に愛しているのは穣史だと気づいた由希は、穣史にそのことを告げるが、自らの命が短いことを知った穣史は由希への気持ちを隠し、由希の元から去るのであった…。
女らしい生徒を育てることを掲げている女子校・セントアップルハイスクールに、転入してきたのは、男の子みたいな女の子・マギー。
マギーに顔はそっくりで、学校一優秀で女らしいメイ。
二人は両親が離婚したため、離れ離れになった双子の姉妹だったのです。
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